2008年 01月 19日
ギリシャの音楽 |
今日は大変な晴天。あまりの太陽の眩しさ&温かさに、
ついついギリシャのことを思い出して懐かしんでいます^^
さて…いろんな国へ行くと、その国の伝統音楽の入ったCDを
買うのが結構私の楽しみ。
といっても、この楽しみに目覚めたのはつい最近で、
今まではCDを買う時間もなく、どれを買ったらいいのかも分からず
手ぶらで帰ってきたことの方が圧倒的に多いのですが。
この夏ギリシャへ行ったとき、たまたまCDショップに寄る機会があり、
添乗員さんがおすすめをいろいろ教えてくださったので、
一枚購入することができました♪
今回買ったのは、シルタキ“Syrtaki”という
ギリシャの伝統舞踏音楽がたくさん入ったものです。
ギリシャの伝統音楽の中心的な楽器は、ブズーキという楽器↓
(写真はWikipediaから)
こちらの楽器、音はマンドリンに似ています。
元々はアラブの楽器で、オスマン・トルコ経由でギリシャ入りしたとか。
なるほど、ギリシャの民族音楽の旋律を初めて聞いた時、
妙にアラビアンだなぁ~!と感じたはそういった背景があったからかもしれません。
いままでクラシック、ジャズ、民謡、演歌、ポップもオペラも
ジャンル関係なく楽しんで聴いてきて、ひとつも気付かなかったのに…
今回購入したCDを聴いて、
ガツンと頭をたたかれたような衝撃を感じました。
それは、音楽の中にはその地域の歴史、文化が凝縮されているということ。
頭では分かっていたけれど、音を聞いてそれを感じたのはこれが初めてでした。
ギリシャの民族的な音楽は、ギリシャという国の位置までも
ダイレクトに指し示しているかのような音楽で、
まるで、そのことを語りかけているような…
それほどはっきりしたものを感じました。
西洋でもなく、アフリカでもなく、中東でもない。
まさに、それらの「中心」にあるギリシャという位置を
示している…そんな風に強く思いました。
またそうした特徴は、民族音楽だけでなく、現代のポップミュージックにも
多少なりとも現れているかと思います。
余談ですが。
私はイギリスにいるときに、サザンオールスターズの歌を聴いて
演歌だ、と思ったことがあります。
こんなこと言うと、ファンの方たちは怒るかもしれませんね。
もちろん、サザン=湘南、私も今でもずっとそう思っています。
しかし遠い異国に住んでいるときに聴くと、
彼らの音楽はとても懐かしく、その旋律から日本という国を強く感じるのです。
そしてもちろん演歌には、日本らしさが特に分かりやすく出ている…
そう感じた私は、イギリスにいるときは専ら演歌ばっかり聴いていました。
(アヤシイ日本人ですね・笑)
ある国のことを知りたい時、たくさんの本を読むのもよいですが、
その国の音楽が語りかけてくることに耳を傾けてみる…
それも、その国を知る大きな手段となる気がしますね☆
by yuu-kakei
| 2008-01-19 11:58
| ギリシャ